学校、子供、社会/炭本 樹宏
僕は小学生の頃、学校に友達が一人もいなかった。正確に言うと小学校2年の時に転校してそれから、友達をつくらなかった。
2年までは近所の友達とよく遊び、友達も多かった。転校して新しい学校は雰囲気が全く違って、先生の言うことに逆らう者のほうがかっこいいという風潮があって、前の学校では先生の言う指示に我先に従う風潮があって、その違いにとまどった。
いじめも多かった。僕は勉強はできたので、それと、うまく目立たないようにしていたので、そんなにはいじめられなかった。しかし、クラスの子とは全く口をきかずに約4年間をすごした。そんな訳だから学校は全く面白くなくて、よくずる休みをしていた。学校をさぼっ
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