今日より明日/純太
 
毎朝眼にするお日様は
暇なしほどに変わらない
歩けば季節は変わるけど

ゆめゆめ惹起するには疲れたな
貰って置いたクリスマスローズの
花は何処かで咲いているんだろうか

生きる為の手段の中で
ソーダー水の中を遊ぶサーファーや
油で絵にされた果樹園の群れを
信号機に指図をされて
悲しき万札の砂利の上で
規則正しく見歩いている

けれど
再生紙に書かれた春風達が
明日からまた俺を誘う
今日より明日…
今日より明日…

いつも雪道の足跡に
足を乗せて帰るんだから
ささやかな歴史は着実に残しているんだろう

明日のお日様の光を変えるのは
心しかないんだな
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