因数分解中毒者のために/小林レント讃2/渡邉建志
 
きてしまうのだ。微笑の痛みがすごい。

樹木の微笑、をぼくは きぎのびしょう とずっと読んできて、いま きぎ では変換できないのだと気づいた。普通 じゅもく ですね。うーむ。

真っ赤になって消えてゆく
樹木の微笑の余韻の中の
僕は微笑

この構造の美しさ。微笑が樹木から僕に受け継がれるのは、ただの図形上の遊びではなく、きちんと映像(気味の悪い)になって立ち現われてくる。すごい。



■ため息 http://www.rondz.com/poem/poet/8/pslg7048.html#7048 冒頭
{引用=
昔からそこに在った空
ひたすらに
夜と昼を繰り
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