きみといて 。/すぬかんながぐつ。
きみといて わかったことはひとは そう 代わらない ってことだ 。 あさはやくも あさおそくも。 ひとの いい 看護人 たちは 沢山 いろいろ いうけれど どれも みな 嘘だ。ってことだ 。きみといて ぼくは 哀しさを しった。 きみといて ぼくは よろこびを しった。 きみといて ぼくは 涙の あじを しった。 きみをどんなにまっても きみは かわらない。 ことばのかべを うしなって 君は どこへ いくの 。 ことばへの しんらいを なくして きみは どこへ いくの ぼくを おいて どこへ いくの 。 結局 君の じんせいなのだから きみ は ひとりで あるかなければ ならない 。きみを おいて ぼくは ひとりで いくよ 。 さようなら きみ 。 自室にて まきすけ 。
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