日の出/服部 剛
いう傘の下
次々と立ち並びゆくビルの谷間に流れるコンクリートRiver
ゼニや紙幣はじゃらじゃらしゃらしゃら流れ
飽食 飽飲
冷暖房 夏はスースー冬はポカポカ
どこもかしこも車は走り
澄んだ空気はだんだん濁(にご)り
3分でチーンの快適ライフ
ぼこぼこぼこぼこ現れる
ほしいのなんでも手に入れた
モノ モノ モノ に囲まれて
あぐらかいてる僕の心は 空洞
みんな自分をコロシテ右ならえ
同じ顔して夢見てた
もがれた翼で 飛んだつもりになっていた
拝(おが)んでた巨大な金貨は姿を消して
働きアリはすがる縄もありません
「
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