段ホール/チQ
雪のように積む十六個数 田の四分割
向きを変える 重く軽く
僅かな私語を遮る嫉妬
中年も青年もここにも
居る昼前 屈み前を机
手が乾き何度も行き来するプレハブ
やはり足りないとは思いながら
アルミの三段の上に駆けり飛び降り
冷たい赤の首を握り
滑るを辛子で押さえながら
振り抜く炭酸 泡で指が潤された
紐の毒 ピッキング
北部 中央 西部 南部 東部
タウン 企業 個人
黄色 青 緑
包み紙 アルディージャの記事が多い
灰の天井 蜘蛛の巣
窓越し 粉雪 足首に点
がだらけ そこのビニールの上
にも黒のが散ってる
数は合っている
並ぶ雛壇
巻かれ縛られ踏みつけにされ
彼らは出番を待つ
ステージの上に降りて待つ
また爪が降ろす
六時過ぎて角を曲がり来る緑箱を待つ
湿り気散りまた暴れ出す黒い鼻水
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