空を見て。/
近衛天涯
瞳に映る星は 寒く
照り返す陽は 蒼い
…ここは何処だろう…
見渡す限り 大地はひび割れ
乾いた風に 朱く滲む
…きみは何処だろう…
つい今まで
傍らに君の温度を感じていたはずなのに
見渡す限り 雲は低く垂れ込め
君は何処にも居ない
彼方にも 此方にも
『孤独』を絵に描いたなら
こんな風景だろうか
空を見て 想う。
君の孤独が 見える気がした。
戻る
編
削
Point
(1)