sky/umineko
 
てくるオフィスの書類
つまり

文字は敗北した
青空に
散らばるしかなかったんだ

私は

だから
書くのをやめない

私のことばが紙くずとなり
たとえ
青空の下に散っても

見上げている

青空に散らばった無数の白と
壊れた窓から
手を振る 影を

私は
ここでずっと見ている

なんのために?
そんな風に聞かれたら

たぶん
私は答えるだろう


明日
空を飛ぶためだ
 
 


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