うざったい乙女心ノロケ/無知アコ
決まって煙草はラッキーストライクで
チバユウスケと一緒だからと嬉しそうに話した
アゴに髭を生やしてだるそうに歩いて
そのせいでいつも猫背だよ
口臭を気にしてるのかガムはいつもジーンズのポケットに常備して
あたし分もちゃんとくれる
暇だと言えば3回ネックが折れたボロボロのストラトを抱えて
延々と弾きつづけるその姿勢
一緒に歩けばいつも右隣に居て
汗でべとべとしてる腕にあたしは抱きついて
面白いものや人を見つけると一人で大笑いして
たまにあたしがわぁわぁ泣くと抱き上げてくれて
約束を破ったあたしの左頬をぴしゃりと叩いて
それでもあたしを愛してると関西弁なまりで喋って
友達の少ないあんたをその倍愛してると
言えないけど
それでもこうやって詩に表せるほど好きでいるんですよ
もうこの詩消したいけど
消してしまったら何かインスピレーションとかそんなんがなくなりそうだから
半永久的に残しておこうと思うよ
場違いでいいよ
妄想とか自己陶酔とかあたしの半分はそれだもん
あと、乙女心とかも一応持ち合わせているんだ
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