始まりの回想  【一】/半知半能
 






ゆつくりと 首を すげかへて
さみしさ を
あなたと わたくしの合間に横たはる、あの さみしさ を 
その一端でも 共感しやう
静かなあなた の 夢見言が
わたくし の (海、) へと 甘美な原子を 
投げ打つて
くるのだ
そして やうやく わたくしは
かすかな夜の中 に わたくし自身を見つけ
子供のやうに (眠るのだ) 、







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