イッツアショウタイム 1/あみ
だってさー、アタシのためにみんな泣いてるんだよ?愛されてたんだなーって勘違いだってするよ。たくさんの人の涙見てたらさー、ちょっとカンショーなわけよ。だからさ、最後に1回だけでも姿見せてあげたいなーんて思ってさー、行ったわけよ。とりあえずは真っ先にカレシんとこに。そしたらヤツってば、悲しみネタにして他の女とイイことしてるじゃん?やっぱ男なんてこんなもんだよねーとか思って、今度は友達のとこに行ったわけ。そしたらさー、さっきまで目いっぱい悲しんでたくせに、合コンで楽しんでやがるしさー、男の子の耳元で、またあたしのことネタにして同情引こうとかしてるしさー、ばっかみてぇ。で、行くとこないからとりあえず、じぶんちに帰ったのー。そしたら母親、あたしの写真見て泣いてんのよ。やっぱ、家族っていいわー、とか思ってたら、父親いないじゃん。あいつさーどこ行ってたと思う?アタシよりちょっと年上かなーぐらいの女のとこにいるんだよー。もーサイテー。アタシって、ネタ与えただけだったのかーってバカバカしくなってさー。このイタズラ思いついたの。おもしろいでしょ。くっくっくっ。
to be continued
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