夢うつつ/
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夢うつつつつ
うつつを抜かして生きてきたから
何もかもおぼろげ
記憶は淡い膜のむこう
そういえばあの日
私すごく泣いたっけ
夢うつつつつ
夢を泳いで流れてきたから
岸が恋しい
なのにまた通り過ぎる
そう言えばあの日
地に足付けろと言われたっけ
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