『叫』/
しろいぬ
神様 って叫んだら
涙がぴたりと止まって
顔が歪んだまま戻らなくなった
心臓からはだらだらと血が漏れだして
魂はやがて枯れた
神様 ってもう一度叫んだ
すると手足は糸で吊ったみたいにかたかた動いて
僕を 前へ前へ押しやった
脳みそはからからに乾いて
人生は 僕に無断で流れていった
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