『批評は誰のためのモノか?』/窪ワタル
 
きの方も多い筈だと信ずる。

そう!ネットには批評の役割を誤解している書き手が多いのである!これは憂うべき事態なのですよ、諸君!

反論、抗議は黙殺するという前提に立って敢えて述べたいのは『批評とは誰のためのモノか?』ということについてである。
単刀直入に云おう!『批評とは読者のためのモノ』である

評者は、ある詩に注目し、少なくとも、注目した点においては、その詩を認めているのだ。何の注目もせず、興味も持てない詩に批評など書かない。それでも書くという方は、よほど奇特な人格者か、世話好きで、お節介の過剰な方であろう。そういう評者には、素直に敬服するしかない。しかし、ほとんどの評者は、そ
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