恐怖の羅列/flame
ある日自分に正直になってみた
将来への不安
何かをしたいと思いつつも何もしていないこと
仲良さそうに歩く恋人同士を羨ましくて引き裂いてやりたいと思うこと
うるさい隣人をどういう風に刺して黙らしてやろうかと考えること
果てることのない性欲と物欲
上辺では正しいことを言ってるけど本心ではどうでもいいと思うこと
真夜中に突然視界に現れるゴキブリ
夢と現実の境が分からなくなっていること
耳元で騒ぐ蚊の羽音
何も知らされず全てが終わっていること
誰からも忘れ去られてしまうこと
自分よりも弱いものを平気で殺せる人
こんなことや他の事に恐怖を覚える自分
でも本当に怖いのは自分と同じような考えを持ち実行する「あなた」
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