教会の空気/
秋葉竹
喧嘩して
云ってはダメな一言で
静かに凍ってヒビ割れた君
襟もとに
指を這わせる理由なら
コンとキツネが啼く指人形
もし君に
逢えない歴史なら要らない
生きてゆこうよ手を取り合って
龍が翔ぶ
昔のひとが描いた絵の
背に乗る天女に恋してしまった
こころでは
ずっとひとりで君想う
こんど逢っても云わないけどね
冬、樹氷、
その冷たさを氷柱とし
この胸を刺す、ゆきおんなの目
丘の上
あの教会では歌声が
朝日みたいに空気を洗う
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