意識の眼光/ひだかたけし
迄、
私は私を光で充たし波立たせ
闇を無を凝視スル勇気を培い
生命を宿し生動す思惟そのもの
脳髄の周りをぐるぐる廻り始め
★☆★
振戦の閃光走り
意識活動の絶え間なく
遥か彼方から打刻される
私そのものの振動 、
意識の私の手が
私そのものへと伸びいけば
真っ白な耀き意識の流れ
艶めく声の伸びいき
親愛の情を切断し続けた者の
裏切りへの憤怒も払い得ぬ恥辱も
自らの狭い意識に閉じ込められ
息し在ることの残余の時を潰しつつ
尚も真白く輝き煌めき流れる意識の
何故の光に晒されつつ自らを進め照射し
肉身の意識の私の
この五体粉砕され打ち砕かれ
一度ならずバラバラになること覚え
生きながらにして
〈死して成れ〉と
死に際の力を放つ迄 、
振戦の閃光また走り
持続する意識の私の
彼方から打刻される
私そのものの活動、
抉り込み力動する思惟の
何度でも何度でも
肉身を介す眼と化し
意識の私を今此処に在らしめる
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