とある深い夜に/秋葉竹
 
からのことだから
けっこう勇気ある夢だとは
想ってくれないか?


心が
溶ければいいな

すべての過去も悲しみも切なさも涙も
すべてすべての生きる重荷を
溶かしてくれれば
いいな

さらさらとさらさらと
流れる陽光の微かな音に酔いしれて
いつか
いなくなってしまうその日まで

それだから
すべてを許してあげたいんだ

いつか
いつまでも

そんな風に
心が涙を流した夜に
祈りみたいなひとりごとを
ひとり呟いたら

きっと
そこにある偽りの喜びの残骸も
わたしをすこしは
元気づけてくれるに違いない

涙に押し流されそうになっている
圧倒的に暗く
染み込むように静かな深い夜に





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