朝はくる/yaka2
地下鉄の階段を
カッカッとヒール鳴らして
せんじょうへ向かう
冷たいビル風が吹き下ろしても
大丈夫
まだがんばれる
キ ヲ ツ ケ テ
唇に凶器を忍ばせ
巧みに繰り出す者たちがいる
謂れのない噂
嘘で翻弄し
壊れるのを嘲笑う
あなたは わるくない
そう 言われて
なにかが
崩れ 落ちた
泣いてないのに
涙が暴走する
やめてよ
帰りの電車は 混みあってる
かなしくないのに
ぼろぼろと
それは止まらないから
ひたすら下を向くしかなかった
それは、
こうしてひとは壊れてゆくのだ と
知らせているのか
まだ間に合う
朝はくる
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