草原のまぼろし/弥生ド陽'
 
小さな悪行が
挨拶をする

妙にお利口で

こんななら
3千円な話かと思いきや
てんとう虫一匹だった

それも
まぼろしだったね

支離滅裂に
悪戦苦闘に
七転八倒に
次長課長に

小さな僕が挨拶する
移り火が漂わないように
山の神を怒らせないように

君は
僕よりずっと大人だった

ああ、こんな桜も
こうやってまた咲きほこり
愛は愛なまま愛を拒んだ
そのはずだったのに
また、草原のまぼろし
また、草原の幻
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