咲子?/たま
 
意味があればうれしいのかなと思います。つまり、書き切れなかった小説の幕を閉じるためにです。

 尚、物語のなかで度々引用する咲子の漢和辞典は、旺文社刊「標準漢和辞典」をモデルとし、作中に用いた解説文等は、同じく「標準漢和辞典改訂新版」より、援用させて頂きました。









 序詩

海は 海でしかなく
ひとは ひとでしかないはずなのに
黒い波に流されて 沖合に出てみると
なにもかも 忘れ物したみたいで
空っぽになったわたしは
地球ではない地球のどこかへと
まっすぐ 流されて行くのだろうか
それが
あの日の 約束であったとしても
あの日が いつで
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