火の鳥/ホロウ・シカエルボク
る程度俺ではなくなってしまうかもしれない、でもそんなことを気にしてどうなる?自分で自分を檻に入れるくらいなら大人しく社会の底辺でゴミを漁っていたって良い、でも俺はそんな暮らしには飽き飽きしてるんだ、いつだって今を越える何かを探している、もっと先に行ける仕掛、もっと先に行けるマインド、変わらないのは変化だけだって、ルー・リードが九〇年代のインタビューで答えてた、まだ若い俺はその言葉に深い感銘を受けたものさ、そしてその言葉の印象は、彼の歳を越えそうな今になっても少しも変わっちゃいない、「少しも変わっちゃいない」なんて、ここで使うには間抜けな言葉かもしれないけれどね、でも俺はいつだって、そうだよな、その
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