黒い太陽/
ぐれこ
かつて私の心臓を突き刺したその剣は
その呪われた血と共に
今もあなたの収蔵庫に並べられているでしょう
然し、呪いは常に
主人に呼びかけていたのです
死の淵から這い上がり
鋼鉄で傷口を塞ぎ
溢れた血液で鍛造した剣を天に突き立てて
孤独に行進を進める死神が帰還します
完成した芸術を
祭壇へと「納品」するために
契約を完了した彼女は
漸く完全解放されるのです
「お前がお前に呪われること」
と引き換えに
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