中田満帆氏的『PERFECT DAYS』批評「悲劇を消費する人たち」/室町 礼
から愛している女
の演技をする。
そういう女優さんだから注目していましたが、
あのCM映画での表情は決して役所広司の顔芸にまけて
いなかったとわたしは思っています。
ま、そんなことは本論の主旨とはあまり関係ないのですが、
大原麗子が心酔していた映画監督市川崑とコンビを組んで
作られた「少し愛して、長く愛して」シリーズを制作し
た当時のCM制作における精鋭集団は、『PERFECT DAYS』
を制作した電通的知性集団とは対照的でした。
サントリーのCM「少し愛して、長く愛して」(シリーズ)
を制作したのは電通ではなく博報堂です。
博報堂は1895年(明治28年)に大阪で創業された広告会社
として、東京を拠点とする電通と広告業界の覇を競ってきま
した。
この一世を風靡したCM制作に関与した人物は当時のジャー
ナルな文学的知性を結集したものになりました。
もともとサントリーの宣伝部には開高健、山口瞳、椎名 誠
柳原亮平ほか、錚々たる面々がそろっていました。
そこに当時、最精鋭といわれた博報堂の
(ながくなり過ぎたのでつづきは次回)
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