銀河鉄道2/wc
 


カムパネルラは
・導き役
・同伴者
・理解者
でありながら、最後まで自分の内面を語らない。

つまり彼は最初から
「欠けるための存在」として配置されている。

あかいめだまのさそり
一人ひとり降りてゆくのですか?

いいえ

「カムパネルラ=◯◯の象徴」
「自己犠牲のモデル」
「キリスト的存在」
みたいな固定解を与えるつもりはありませんでした。

なぜなら
まだ賢治は“望遠鏡を持つ側”に行き切れていなかったからです。

彼は科学も、宗教も、倫理も知っていた。
でも、どれにも完全に帰属できなかった。

だからカムパネルラは
「意味を持たされ
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