プロローグ/りつ
夜空から月が消えたから
わたし何にも怖くなくなって
今なら眩暈がしそうな失墜も平気そう
どこまでも滑空する空は群青
青が群れて駆け出してゆく
天馬が疾く走る
ペガサスを捕まえててね
ストロベリーサイダー飲んだら
泡にならない内に追いつくから
人魚姫が泡になったように
わたしも浸垂れて
泡になっても後悔しない
綺麗事をまぶしたブラウニーに
スティックシュガーを三本使って三時のおやつ
嘘を嘘と暴くより
騙されたふりして微笑う
楽しかったからいいの
このまま天に還るから
天国は遠くになくって
とっても近い
ペガサスは三千世界を巡るけど
徒歩なら次の隅を4℃廻って
雲の梯子をどんどん登る
小鳥が囀ずるよりも
ほら、もう、高い
見果てぬ夢を追い越して
ぐっすり眠る
再び生まれるその日まで
誰かが呼び掛けている
もういーかい?
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