浄化聖戦/あなたは天使なのでせう
 
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 高速バスの最前列、運転手のみている景色をまったくおなじく観ることはできないけれど、安全を確信して、そこに座ること、できる。



 そこには、バスの乗客を含めたみんなの意気投合する、それぞれの光りの目的地があるのだから。



 バスを降りるまえから、おかあさんは、ぼくの存在に気づいて手をふっていた。ぼくは笑顔で倖せを応援するようにして、生まれたことで出逢いたいひととすでに出逢えている奇蹟を感じた。



 泪もろさで生きていた。十年まえからのしにたがりの感情へといれたメスが光りを伴う治癒となるまでの、ぼくの浄化聖戦。



 ぼくは愛に恋してい
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