メモ2/由比良 倖
の集積が、今の「僕」を形作ってるみたいに)。「動き」は僕の中で完結したりしない。それは僕ではないいつか/どこかから、僕を経て、僕の外へと流れ出ていく。流れていく。そしてその流れの先で、誰かの心に、何かが届くかもしれない。たとえそれが非常に歪曲された形であってもだ。僕はひとりっきりでダンスを踊っているのかもしれない。今、僕はヘッドホンを付けて、たったひとりでキーボードを叩いている。でも、僕の言葉が誰かに届きますよう、と僕は祈っている。多分、きっと、すごく祈ってる。僕が伝えたいのは、内容よりも、寧ろ、その祈りの気持ちの方なのかもしれない。どこまでも個人的な僕が、どこまでも個人的な誰かの心を揺らすこと。願うこと。繋がりの可能性さえ、そこには存在すること。祈りが継承されるといい。誰かに、ひとりじゃないと伝わるといい。祈ってる。いずれ、どこかの未来で、それが届くといい。そしてまた、誰かの、あなたの祈りが、どこかで成就するといい。願ってる。僕はそう願ってる。
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