救われるべき星に/杉原詠二(黒髪)
私は世界を救うために生まれたのではない
だが住む世界に恩を返さねばならない
死する人
傷つく人
誰が無視できるのか
海は今日も陽光を反射して輝いている
空はのんびりとお日様を運んでいく
愛し合う人々は互いへの気持ちに忠実だ
それでも破壊は起きる
いつまでも破壊されないものなどない
しかし
だから破壊してよいという道理はない
永遠を眺めるカケス
永久に続く世を望むスズメ
愚かさを徐々に乗り越えようとして
熟議に熟議を重ねる人々
愛すべき地球という星
宇宙はただ法則にしたがい展開する
人はそれを部分的に理解している
日と月と
大地と海とのこの世で
行うべきことを
みんな学んでいくから
和解はいつか行われるはずだ
特定の誰かを悪にしないで
地球の話す声
自然の歌を
ずっと聞いていたい
しじまの中で
繰り返し空が笑う
ここまでやって来れて
本当によかった
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