常春の君/朝焼彩茜色
 
年末年始の花屋に
たくさんの花が咲いていた

常春の君とは
花のこと

淡色の凛
南天の朱葉

眠りにつけば
香りのメッセージを運ぶ

その瑞々しさを
疑いもなく受け取る

喜びと安らぎの香り

常春の君とは
花のこと

戻る   Point(2)