我が道/りつ
 
憎んだのは
あなたがたじゃない
夫と花の名前を持つひとだ

憎んだのは
有り難いことに
過去の話だ

誰も
私自身にさえ
歩き始めた陽のあたる道を
邪魔させやしない

過去の私がどうだったかは
もういい。
過去のあなたがたがどうだったかも
もういい。

私は
堂々と
お天道さまのもと
私の道を
歩く
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