うれしい夢とニルヴァーナ/百(ももと読みます)
 
だから、入学したあとに履歴書へと在学について明記することができる。マクドナルドのキッチンエリアのクルーとなること、目標である。



 ぱんぱんと音がするほど、こねたミンチを手にとることのないお仕事。されども、非常におおきなスマイルを背負った職場であるゆえに、飾り気のなさも過ぎてはことを仕損じるのだ。



 恵みあるとするならば、屈託のないぼくの明るいスマイルさ。もはやときと結ばれることもないと考えていた自殺志願者として生きている謎の命の指針がね、ぴたって音のするように動くぞーって勢いで、ぼくのむねをどくどくさせている。



 生きているときのながれのなかで生きる
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