ランドン/牛坂夏輝
ランドンは三〇年前に植物の精神を両肺に移植し、
それ以降は羊たちと目を合わせることがない。
「どうして、ランドンは、サンドイッチに魚を入れないの?」
不可解なのは、
ランドンが便座を
すぐに殴って破壊することだ。
支離滅裂な鏡は破壊され、
イチジクの発言はことごとく無視された。
ランドンが落下する。
それはキンモクセイが満開になった夜のことだった。
夜の木は素早い煙のようにして、
廃墟に口づけする。
急がないで。讃歌は、いくつもの恋と、トカゲと、調律師を、
乾いた脳を横断する臨時的なこのモダニズムに、
接続してきた。
五年から三〇〇〇年の間だっ
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