ももくりさんねんかきはちねん/百(ももと読みます)
 
鱗がぽとりと落ちてゆくよ。



 おとうさんは大林宣彦監督の映像作品「時をかける少女」の劇中歌をよく歌っていた。ももくりさんねんかきはちねん。



 ぼくでも家族がすきになれたよ。戻ってこられたよ。ぼくの哀しみ伝わって、うちなる悲鳴を抱きしめてくれたこの夏の大切な恋人にも、ありがとうって。きみがいて嬉しいのは、ぼくも、ぼくたちも、みんなだよって、すごく素直になれる夜だ。もも

戻る   Point(2)