大切なものたち/
水宮うみ
たちはなんでも食べる。ヨットも警察も雨の日の憂鬱も全部食べる。
僕は大切なものたちを精一杯大切にしているつもりだけど、大切なものたちは、大切にされていると感じていてくれているだろうか?捨てられたという悲しみも、少しは拭えているだろうか。
ねえ、大切なものたちよ。君たちは今、幸せですか?僕は君たちと一緒にいれて、幸せだよ。君たちという、大切なものに囲まれて暮らしているから。この幸せも、いつか食べさせてあげるね。
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