五行歌、遡行・美しき朝のこと/ひだかたけし
 
わずかずつそっと注ぎ続ける
砂時計の秒速に合わせ心情を
自分から外へ流れ出ていければ
世界の想いと自分の想いと
重なりあい響きあい、透過しあう


  ☆


光と色の織りなす海
生まれてからは忘れられ
生まれる前には識っていた

ひかりといろのおりなすうみ

天空貫き響く力が私のなか躍動する


  ☆


重なり合い響き愛、透過し合う
世界の想いと自分の想いと
自分から外へ流れ出ていく
砂時計の秒速に合わせて心情を 

わずかずつそっとそっと注ぎ続け




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