独白?/道草次郎
 
「希み」

読むと身体が
ふわっと一瞬宙を回るようなものだ
そのように
わたしは良い詩を定義する


うっすら
傷めいた粒の光を縒ってこさえるんだ
そんなあかるさが
詩なんだよ
詩の
あかるさなんだよ


何より読めるようになりたい
書くことも
そのなかに包まってるんだから

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