五行歌、憧れ寄り添う/
ひだかたけし
憂い、哀しみ、懐かしさ
浮き上がるエメラルドグリーン
夕陽の沈み陥没する西の空に
美しき慈しみの色彩明け広がり
憂う哀しみ強き意志の懐かしみ
意識があるとは如何なること
脈打つ己の脳髄に
思考神性の息、吹き寄せて
刻み込まれる己なるもの
意思する愛の色彩の響
エメラルドグリーンの憧れの
遠い空から響き寄せ
何時からか私を染め抜いて
伸び放題の毛髪切り落とし
肉を纏い意識を刻み立ち上がらせ
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