愛無く暖なく髪はギザギザ もっぷ/エヴァル−ジュ
冬の日の家のある子に布団なく服なく指の肉崩れ落ち
秋風の楽しさ終わり十一月どれだけ生きてもわからない月
夢ばかり見ていないでとの遺言を残さずに父は他界しました
右左三つ編みでゆく道に見る葉っぱは十一月の秋色
迷う日の今日の迷いは二つ有り二つある故迷いが3つ
それでも夕日が観れた帰り道一人の部屋まで晩秋は凪ぐ
気にしても仕方ないよと夏の日に緑の葉っぱの秋の凛々しさ
幼子が落ち葉踏むため落ち葉踏む真似をして見る大人の靴で
夕雀今日と明日がわかるのか解らぬ私に教えて欲しい
北風と枯れた天狗草のある初冬の風景を待って1年
秋風の優しく日差しが勝る
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