もう一つの七夕伝説  もっぷ/エヴァル−ジュ
 
人魚姫対岸を見て泣いている男女二つの影の七夕

地球では雨が降っても宙は 晴れ人魚の思いと裏腹に晴れ

織姫がもどる頃には泡となり人魚は永遠の1年の旅

自転車をこぎ忘れゆく日常の都会の暮らし軽井沢にて

手折ってはいけない花を手折ってる子供を許す手折られた花

この空がずっと続くと信じてた学生時代の常夏の空

雷に打たれてしまいたいほどの失恋の日に不意打ちの雨

傘二つ隠して君を待ち伏せてカフェで二人はクリームソーダ

ごめんねと言わずにありがとうという君のポッケの中の青空

真夜中のバッハハヴィオロン選挙区を間違ってない強がってない

何度でも何度でも自
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