夜分遅くまで/足立らどみ
繰り返す季節とともに変わる「空」
目的を失ったころからの定点観測
どんな人生が良かったのかも忘れてしまい
日々あわない人達のことも忘れていき
自分を確認することだけは忘れずに
長生きすれば良いこともあるのかな と
つぶやいてみて
勝手にひとり連句
発句 散る菊や 馬上の人 遠ざかる 落柿舎
脇 変わりゆく風 おと 離れけり 足立
3 乖離から引き寄せたるは 文か人 らどみ
4 掃除機の音 客間に聞こえ ACE
5 会話の間 帰りますかと腰をあげ 汗
6 夜庭の花火 片付けながら eca
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