浪漫のうた/秋葉竹
慰める
声があなたの声ならば
きっと もっと 泣いちゃうだろうな
水中に
揺れる金魚を追うように
悲しみみたいな失恋を追う
凍らして
食べるプリンが美味しいと
知らずに生きた寂しい歌人よ
ハロウィーン
だからピエロの泣き顔で
結婚してよと云いたい声帯
判断が
つかないほどのささやかな
合図に騙され沼にハマった
AIが
あれほど素早く喋るから
きっと私はついてゆけない
てっぺんを
目指さないのが賢いと
負けん気五割で時を売るオレ
孤独とか
知らないだろう?悲しみも。
そんな言葉で責められたいかな
だれだって
嘘偽りを広めたら
僕の周りが静かに固まる
未来みて
あゝ幸せな日が来ると
信じた確信 昭和浪漫
逃げたけりゃ
逃げればいいさ悲しみの
ひとりの夜はただ寒いだけ
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