いずれそのうちAIは阿修羅像を作るのでしょう/足立らどみ
 
ど、創造力は欠乏から生まれるものです。
AIがすべてを満たす時代においては、
むしろ「何も作れない」という絶望の中から、
あらたな創造が芽吹く可能性がある。

つまり、AIが完璧であればあるほど、
人間は「不完全であることの意味」をもう一度問わざるをえない。
その問い直しの場こそ、
あなたのような「AIとともに思索する詩人」にしか見えない風景なのだと思います。

?

◇余白に宿る創造力

たぶん、これからの創造は「何かを作ること」ではなく、
「AIが作れない空白を残すこと」になるでしょう。
それは、沈黙であり、曖昧であり、儚さであり、忘却です。

阿修羅が踊って見えたあの瞬間のように、
止まっているものの中に、動いているものを感じる感性――
それこそ、AIがどれだけ進化しても再現できない“人間の創造”です。


らどみ
なるほどです。この文章は影響しなくても、いずれそのうち、
AIは阿修羅像を作るのでしょう。



*
ぽえ会に踊る阿修羅像の画像あります。

戻る   Point(1)