私の歌/梅昆布茶2
夜遠く日ぁりばかりを掴む夢見てさめざめと淹れるコーヒー
眠れずに母を忘れるあの赤子握った掌 、舞う明日を知らずに
手を伸ばす届届と明日へと昨日の未練束の間もなく
日の暮れ手空の鈍色忘れられ河の映すはただの真っ黒
この街に毎夜の用心練り歩くだけ冬の情緒は
細ひとつ絶対見つけた夜空からきっと逸らさぬ眼の心意気
流れ来てここにいました私は理由問われることもないまま
移ろいの歴史を思い悩むよりはせめて明日を信じられたら
さようなら聞かずに立った父さんにわがまま言いたい答えてよ、と
眠ろうか読もうか書こうか描こうかそれとも一本吸っちゃおうかなぁ
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