Pray/guest
彼の
羽ばたきだけが聴こえてる
猛禽の眼で見える?スミレの世界
あなたには分からない
分からなくて良いもの
どうして私がそれをあなたに教える義務があるの
一歩ずつ
ステップを踏むようにあなたから逃げる
つもりで
少しずつ
近付いてくる
あのう 天国へ 行っても たぶん私は
ひとりぼっち
かくれんぼする 友達もいない
スミレの名を砂に書きながら
スミレの花ひとつあの人に
見付けてあげられないんですよ
猛禽の翼で何処へでもどうぞ
その
三列目の風切羽の歪みが
愛おしくて
そっと背筋を撫でるように直す
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