メモ?(短詩など)/道草次郎
 
「空」

空は
じぶんがはれていることをしらない



「波」

舟をもちあげる海の肩は
やさしい



「朝」


朝は
記憶の無い夜だろうか



「風」

空にぺったり貼られた絆創膏



*


「宝石」

太陽系ごと動いているのです

さよならに抱(いだ)かれ 
小さなさよならがいっぱい

宝石のようだね
人って





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