眼窩の窪み へ 、Come In Alone/
ひだかたけし
ばらばらばらばらと
蒼穹をなぞる如く
飛び交う鳥たちの群れ、
次第にいつの間にか
楕円のカタチ為しながら
夕の暗み濃くなる青を穿つ黒の
光の終焉へ向け黄金の反転を巡り
くるくるくるくる反復し
一団と成り廻り飛び 、
直進する時を抉りいく愉悦に目覚め生き
戻る
編
削
Point
(2)