クレクレ星人の独り言「憑依してきた霊」17/ジム・プリマス
 
 クレクレ星人の独り言 16、を書き終えてからレオンの「シェイプ・オブ・マイ・ハート」を聴いてたら、突然、涙が止まらなくなった。僕に憑依してきた誰かの霊が泣いていた。こういうことは僕の日常ではよく起こることだ。
 そこには世界に悪意を向けることしか出来ない、人々に向けられた、悲しみが溢れていた。そこには神霊界が抱いている人間の悪意に対する怒りではなく、人間的な、無理解な人々に対する、悲しみが静かに伝わってきた。
 チャーリー・カーク氏本人の霊なのか、それとも似たような悲しみを抱く霊なのか、それは僕には分からない。その霊は、その曲を聴きながら、止めどなく男泣きをして、嗚咽していた。
 僕は、そ
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