詩が書けない/多賀良ヒカル
 

あたまからっぽ

たまたまから

こころがからっぽ

ころころだから

かんどうが起きない

かんかんどうどう!

睡るペンのうらみはなし

ぺんぺんぺん

紙の白さだけが

悲しく、まぶしき

こころに刺さる

こころの焦りに

汗が垂れ流れる


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