そっと だいじに 二篇/
唐草フウ
った
きらりとした月のお話をして
距離をおいて横向きに並び
シトロンモーネを美味しそうに食べた
変わっていくことも
待っていることも
わからないでいることも
見えないことも
それでいいんだよと
たばこを吸うのかと思ったら
ココアシガレットだった
関係だとか 交わりとか ではなく
その手前でいられることが
何より大事なことだと
いつでも思っている
朝の人は「じゃあ」と言って
トミカのはとバスに乗って
去っていった
戻る
編
削
Point
(10)